2007年10月30日火曜日

Fête des transports et de la mobilité

10月26日から10月28日までシャンゼリゼ通りでFête des transports et de la mobilitéという、移動と輸送に関するお祭りがありました。電車、飛行機、自動車、船舶などなど古今東西の乗り物が集めてあって、結構見物客が来ていました。IMARAチームのCycabももちろん出展されていていて子供に大人気でした。

たまに道路で博物館にあってもおかしくないような、100年前ぐらいの自動車が普通に走っているのはかなりビックリします。そんなものが動いているのが不思議というか、車検とかどうなっているんだろう。

最後の動画は、プロジェクトメンバー以外のお客さんが取ったビデオがインターネットにアップロードされていたそうです。

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2007年10月29日月曜日

クレープ・パーティ

ひたすらクレープをいただくパーティに行ってきました。フランパンでクレープを焼いて(写真1)、シードルとビールを飲みながら、クレープにいろいろはさんでひたすら食べるというパーティ。

はさむモノは、ハム、ベーコン、サーモン、パテ、チーズなど。甘いモノでは、チョコレートとかクリーム、ジャムとか。一番のお気に入りは、サーモン+生クリーム+レモンの組み合わせ(写真2)。絶品です。ちなみにモチを持って行ったのは間違いでした。。。

フランス人がたくさん来ていたけど、みんな日本語が堪能でついつい日本語で会話をしてしまいあまりフランス語をしゃべれず。。

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2007年10月28日日曜日

COM2REACT

INRIAでCOM2REACTプロジェクトの締めくくりの会議がありました。高度道路交通システム(ITS)とか自動運転とかに必要な自動車間の情報交換のためのプロジェクトです。

ヨーロッパの色々な組織が関係しているため、発表はすべて英語で助かりました。最初に「交通システムの過去・現在・未来」というタイトルの講演があったのが面白かった。ありがちなタイトルなので、普通なら昨今のITSの成長について語りだすのかと思いきや、"馬車の手綱はハンドルに、ムチはアクセルとブレーキに置き換わったのです。"って所から始まって新鮮な感じでした。"道具が変わっても、それらを制御する人間がいますが"、"コンピュータが視認、処理、操作を人間よりうまくできるようになる未来では、人間が置き換わります"といった内容でした。専門外の聴衆には分かりやすく、実際に関わっている人には、今やっているモノがどれぐらい大きな変革で挑戦なのかを分からせてくれる秀逸な導入だったと思います。

成果デモンストレーションの時間は、軽食とシャンパンが出て食べたり飲んだりしながら、語り合うという感じ。。説明する方も聞く方もシャンパンを片手に持っているあたりが、今まで経験してきた成果報告会違って、新鮮な感じが。。

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2007年10月26日金曜日

寒い、冬到来か

今週の寒さはヤバいです。朝に自転車を使っているのですが、手に当たる風と、首の隙間に入る風が寒すぎて、研究室につく頃には涙目になっているぐらいでした。その日の帰りも寒すぎて、おもわず手袋とマフラーを買ってしまいました。

そういえばアパートを契約する時、冬の3ヶ月はどんなことがあっても部屋を追い出されることはないというフランスの法律があって、それも契約の条件に入っていました。例えば、家賃を滞納しても追い出されないそうです。その時は、借り手が保護されてるなあとしか思いませんでしたが、今やっと分かりました。冬に部屋を追い出されたら死にます。10月末でこの寒さ。本格的な冬になったらどうなるんでしょう。。

手袋とマフラーはかなり満足です。間違いなく値段以上の価値があります。健康はプライスレス。。

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2007年10月25日木曜日

新入生歓迎会

に行ってきました。この日は研究所の歓迎会とかぶってしまったのですが、同級生に会えるということで、Ecole des Mines de Parisの方の歓迎会を優先しました。

今年は99人の博士課程の入学(30%は女性)だそうです。学校のデータ、歴史、研究紹介、卒業生などを説明されたあとに、ビュッフェ形式の昼食でした。午後は、学校の施設、庭、図書館、博物館などを説明しながら回るツアー。

図書館の検索の使い方とかはあまり面白くはないのですが、図書館の地下室はなかなか刺激的でした。フランス最初の精密地図とか、Ecole des Minesの最古の本とか、鉱山技術に関する手書きの本とかフランス革命直後の貴重な本をたくさん見せてもらえました。ただ、20冊ぐらい見せてもらったので、だんだん飽きてきて。。。最後に職員の方が次の本を取りに行ったあたりで、隣の生徒がうんざりと小声で「 à la prochaine fois(次の機会に)」って言ってたのを聞き逃さなかった。。

Minesはフランス語で鉱山を意味していて(表情という意味もある)、この学校は鉱山技術の学校としてスタートしているので、鉱石の博物館が併設されています。ダイヤモンドの原石からアスベストまで、世界各地から集めた鉱石が展示されています。そこも説明してもらったのですが、やはり職員の方がかなり興奮していろいろ説明してくれて、終わった頃にはみんなヘトヘトになってました。

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2007年10月22日月曜日

アメリ(映画)でフランス語

少し前のパーティで日本語が上手なフランス人がいたんです。会話はほぼ完璧で、初対面では敬語を使っていて、少し話してお酒が入って同年齢と分かったあたりで、タメ口に移行するというお手本のようなタイミングで語法を変更するという離れ業をやってのけたのです。(敬語がどれだけ難しいかはコチラ。)

日本語をどうやって勉強したか聞いてみると、好きなアニメ、ドラマ、映画を録音してひたすら聞いたそうです。掃除、料理、移動の時間、ひたすら聞くそうです。好きなモノを勉強するのが一番勉強になると言っていて、今でもこの方法が一番良かったと言っていました。

とは言っても、映画の台詞なんて聞き取れたモノじゃないので、応用するのはむりかな〜と思っていたのですが、何とアメリ(映画)のすべてのスクリプトがありました。これで、新出単語もチェックできるので早速、映画をMP3にして場面ごとに細かく区切ってipodに入れてみました。編集はAudacityが便利だと思います。本当に効果があるのかはあとでのお楽しみ。

ちょっと聞いてみたところ、場面を説明するおじさんの声がなかなかイケていてなかなか楽しく学べそうな感じがしました。下の画像は場面ごとにタイトルをつけてみたので、ネタばれ注意です!

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パリ・ヴェルサイユのイベント

Last.fmGoogleカレンダーの組み合わせがすごい。PCとかipodで自分の好きな音楽を聞いていると、Last.fmが聴いている音楽から推測して、パリ・ヴェルサイユ周辺のオススメの音楽イベントを探してきてくれて、Googleカレンダーのスケジュールに勝手に書き込んでくれます。

スクリーンショット↓みたいに自分のスケジュールとともにオススメイベントが書き込まれます。音楽を聴いていれば、勝手にイベントの住所とGoogleマップのリンクも書かれているので、イベントの日時にその場所に行けば、イベントに参加できます。

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2007年10月21日日曜日

ストライキ中のパリ

ストライキは(当然?)木曜だけで終わる訳がなく、金曜日にストライキ中のパリに行ってきました。前々から決まっていたインターンシップ生のお別れ会です。ヴェルサイユ→パリは研究室の送迎バスがあるので良いとして、送迎バスを降りてからレストランまで、メトロが止まっているので歩くと1時間弱かかりそうな距離でした。結局、前のエントリーで書いていた自転車サービスvelibを使うことになりました。

全く問題もなく使えました。しかもゾロゾロと12人分。道が混みすぎていて、道のりの半分ぐらいは歩道を手押しで歩くはめになりましたが。普段のパリではかなり便利なんじゃないかと思います。

サルコジ大統領は離婚しましたね。ストライキのタイミングで発表するあたり、狙ってたとしか考えられないような。。ストライキは2ヶ月(?)以上前から日にちが決まっていたので。そのために今まで、口をつぐんでいたとか?おかげでニュースも、ストライキより離婚のニュースの方が大きいぐらいになってるし。自分の都合の悪いことを鎮圧するために使えるモノは私事でも使う、なかなかすごいですね。。元夫人も浮気について語ってるようですし、ついでに白状しておこうと思ったのか、元夫を支援しているのか。

Bistro Champêtre
住所:107 Rue Saint Charles 75015 Paris
電話:01 45 77 85 06

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2007年10月18日木曜日

自転車もストライキ

1ヶ月ぐらい前から10月18日(木)は交通機関(メトロ、バス)のストライキが行われることがアナウンスされていました。当日の交渉次第でその他の日の予定を決めると宣言しているそうです。こうなるとストライク当日を木曜日にした時点で4連休が確定するような気がしますが。。まあ、見てみましょう。

労働組合が後の交渉を有利に進めるために、労働組合が労働者のかなりの割合に影響を持っていることを示すパフォーマンスとして、広く認められている(?)んでしょうか。まわりに特に怒ってる人はいません。。今日はいつもは30人いるはずの送迎バスに3人しか乗ってなかったらしいです。研究所はガラガラです。

ストライキでも交通機関で働くのは、今年の夏から導入された自転車Velibだけだ。笑。Velibを利用すれば、パリ市内は問題ないんじゃないかと話していたのですが、実はVelibもストライキするようです。よく考えれば、人がトラックで自転車を配送しないと、人気の場所ばかりに自転車が偏ってしまうので、利用できない人がたくさん出るみたいです。

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Grève: les vélib s'y mettent aussi(ストライキ:Velibもやります)
http://www.liberation.fr/actualite/societe/285461.FR.php?rss=true

Des salariés de Cyclocity, filiale de JCDecaux, menacent de se mettre en grève demain jeudi pour protester contre leurs conditions de travail. La répartition des vélib entre les stations risque d'être perturbée.
Liberation.fr (avec source AFP)
LIBERATION.FR : mercredi 17 octobre 2007


2007年10月17日水曜日

リヨンでミーティング

日本からたくさん研究者が来て、フランスの研究者との協力について話し合ってました。大学院を卒業して以来、5ヶ月間会ってない方々が来ていていろいろ話せたのが、楽しかったです。一泊だったので、一度だけみんなで夕食出来ました。

1.エビの串焼き、2. フォアグラのラビオリサラダ、3. カモ肉とポテト、4. チーズ、5. ケーキ3種。フォアグラのラビオリサラダだけ写真を忘れてしまいました。前菜からデザートまで、5皿あってデザートが拷問かと思うほど量が多かったり。日本を知っている仏人によると、日本の飲み放題の飲み会の方が終わりが見えない分、つらかったそうです。そういう意味では、フランスの夕食の終わりは、チーズ->デザート->カフェと順番が決まっているので、終わりの見える戦いです。

帰りに、リヨン駅で1時間半待ち時間があって、いろいろ歩き回ったけどあまり見所のあるモノに出会わなかった。旅行ガイドを持って来るべきでした。

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2007年10月14日日曜日

授業再開

先週から、8月9月はお休みだったフランス語のクラスが再開されました。3回授業をして、ついにクラスが昇進するかも知れません。INRIAのフランス語クラスは、初心者、日常会話、論文執筆の三つのレベルしかないので、一個上がるのはすごく先だと感じていたのですが、6ヶ月目にして可能性が見えてきました。その後、会話で動詞の活用ミスを連発して、にこやかに「やっぱりこのクラスに残りなさい」といわれてしまいましたが。。。

世の中は変わっていて、15年ぐらい前に英語の勉強を始めた時より、格段に学習しやすくなってると思います。まず、Podcastの授業配信でネイティブの会話を聞く機会は、時間が足りないほど手に入りますし、単語を辞書で引くのは3秒でできます。さらにその単語を登録して後で見直すなんてことも簡単に出来ます。あと、一人で出来ないのは、会話ぐらいでしょうか。

一日10単語の目標は(驚いたことに)まだ続いてます。渡仏150日で1900語。どんどん忘れていくので、せいぜい一日6、7単語ぐらいかも知れませんが。

3ヶ月ぐらい前、授業でほめられたのがこれ↓。下敷き。フランス人の先生、中国、アルゼンチンの生徒ともども、下敷きを見たことがなかったらしく、「なんで、ノートに板を挟んでいるんですか?」って言われました。。裏のページに書いた跡を付けたくないから説明すると心底、感心したらしく、「très sophistiqué(高性能な、洗練された)」って言ってました。。sophistiquéには「凝り過ぎの、気取った」という意味もありますが、前者だと解釈しておきます。

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2007年10月8日月曜日

Nuit Blanche

2002年から始まったNuit Blancheというイベントに行ってきました。パリで夜中、いろいろな催しが開催されていて、それを見て回るという趣旨のようです。ラグビーの勝利もあり、クラクションを鳴らしたり、叫んだり、狂乱騒ぎになってました。夜中開いているバーもあり、朝の7時までパリにいて帰宅。

写真一枚目は、ライトアップされた美術館の建物の中庭で歴史を教えてもらうというもの。寒空と睡魔とフランス語に負けて、気がついたら終わってました。内容は、理解できず。二枚目は、教会の中でライトで「?」マークに飾り付けたものです。なぜ疑問なのか?何が疑問なのか?というのを見る人に問いかけているようです。

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追記
Nuit Blancheではこんな事件もあったようです。オルセーの印象派コレクションはかなり見応えがあるモノばっかりだったので、残念。。


<オルセー美術館>モネの名画を切り裂き逃走 パリ



【パリ福井聡】パリ・セーヌ左岸にあるオルセー美術館は7日、何者かが6日深夜に侵入し、1階に展示されているフランス印象派の代表的画家、クロード・モネの名画「アルジャントゥイユの橋」(1874年作、60.5×80センチ)を傷つけたと発表した。被疑者は逃走し、検挙されていない。絵は少なくとも約10センチにわたって切り裂かれたという。
 フランスでは最近美術館への侵入被害が相次いでおり、アルバネル文化相は不法侵入者に対する刑罰強化を検討する考えを明らかにした。
 パリでは6日夜、音楽や演劇が夜通し続く「白夜祭」が開かれ、推定150万人が繰り出した。被疑者は酔った勢いで閉館中のオルセーに侵入したとみられている。



10月8日18時11分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071008-00000024-mai-int


2007年10月7日日曜日

クスクス

一緒に作業していたインターンがお別れと言うことで、モロッコ料理のクスクスを食べに行ってきました。Versailles-Chantierのすぐ近くの店でしたが、住所と名前を忘れました。クスクスとデザートのケーキとミントティーで18ユーロ(2400円)。ミントティーはやっぱりすごく甘い。それを甘いケーキと食べる。日本の甘い茶菓子と苦いお茶を同時に楽しむ感覚とは、だいぶ違う気がします。

4人で行ったのですが、一次会バー、二次会モロッコ料理ともに、この日は英語なしのフランス語のみの会話でした。意外とやってみると、なんとかなるものだな〜という感じでした。結構フランス語も喋れるようになっていると思われているかも知れません。でも実際は30%ほどしか会話を理解できてなくて、わかる言葉から脳内で会話の内容を予想して答えているので、ものすごく話題をはずしたことも。何が間違ってるか分からなくても、瞬時に相手の反応で分かる。。

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2007年10月1日月曜日

L'EXPRESS

早朝からパリでミーティングがあった日に初めて知りましたが、通勤ラッシュアワーにはいたる所で無料の新聞が配られているみたいです。ヴェルサイユからパリへの30分ぐらいはみんな新聞を読んでました。

それと、もっと驚いたのが、写真のこれ。L'EXPRESSという有名な雑誌なのですが、販売しているものをそのままを学校で配っているのです。販売されているものとの違いは、EXEMPLAIR OFFERT(サンプル提供)と書いてあって、転売を防ぐだけ。内容は全く同じだそうです。一冊3.4ユーロ(500円ぐらい)ということで、なかなかお得な感じがします。

内容は、フランスのニュース、世界のニュース、経済のニュース、社会のニュース、生活のニュース、映画・芸術のニュース、スポーツのニュースなど、面白そうな記事です。日本の新首相の記事も載っていました。"Japon La rupture tranquille"(日本、静かな断交)と言う題名で、自民党の概要、首相交代の経緯、福田新首相の父の首相時の政策、小泉元首相の改革など、1ページで書かれていました(1ページの半分は写真)。読んでも、どの辺がタイトルを表しているのかわからず。。翻訳が間違っているのか。。

スターリンが特集されているあたり、かなり硬派な読みもののカオリがします。

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