2008年2月26日火曜日

サルコジ発言

今日のフランスのニュース。サルコジ大統領の発言です。今日の昼食でも話題が出てましたが、発言内容よりも政策の議論の方が盛り上がってるようでした。この大統領はアンチが多くてビックリします。6ヶ月で20%支持率が下がるなんてすごいって言ってる人とか。この発言を日本の首相がしたら、もっとひどい事になるはず。むしろ音声にピーって入りそう。。

こういう場合は、初対面でも、tuとtoi(親しい間柄で使う)なんですね。


(サルコジが一般男性に握手をしようとして)

一般男性:Ah non, touche moi pas... (アー、ノン、触らないで

サルコジ:Casse toi alors..(じゃあ、失せろ

一般男性:Tu me salis (お前で汚れる

サルコジ:Casse toi alors pauvre con(じゃあ、失せろ、惨めなcon※)



con→(卑語)『非常に下品』女○器 by 手持ちの電子辞書




日本語のニュースも出てました。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080225-00000785-reu-ent

[パリ 24日 ロイター] フランスのサルコジ大統領が、一般人の男性に向かって「消え失せろ」と言うシーンが写った動画が、インターネット上で話題になっている。
 この動画は、パリジャン紙の記者が23日、パリで行われた毎年恒例の農業イベントで撮影。サルコジ大統領は、手を差し伸べた相手から「触らないでくれ。汚らわしい」と言われたのに対し、笑顔のまま「消え失せろ、ばか野郎」と答えた。
 パリジャン紙のスポークスマンによると、動画は同紙電子版(www.leparisien.fr.on)に掲載され、24日昼までに35万人以上が閲覧。「(動画が)かなり議論を呼んでいる」という。
 サルコジ大統領の支持率はこのところ急落。ジュルナル・デュ・ディマンシュ紙の世論調査では、支持率は過去1カ月で9%ポイント低下し38%となっている。


2008年2月23日土曜日

エッフェル塔

日本からの先輩と共に、ついに登ってきました。1階、2階、最上階とあって、最上階は11.5ユーロ。最上階まで登ってきました。1889年にパリで行われた第4回万国博覧会のために作ったという事で、すでに150年ぐらい経ってるエッフェル塔。パリの中では特段古い訳ではないですが。

最上階には、ギュスターヴ・エッフェルの書斎を再現したものがあって、その書斎の壁になんと、日本国の国璽が押された賞状が飾ってありました。


天佑を保有し萬世一系の皇祚を踐める大日本帝國天皇は仏蘭西國人ギュスターブ・エッフェルを明治勲章の勲三等に叙し旭日中勲章を贈呈し朕か慈愛の意を表す。

神武天皇即位紀元二千五百七十七年

大正六年7月三十一日東京帝宮に於いて

親ら名を署し璽を捺す


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2008年2月19日火曜日

Cardillac(カルディヤック)

前回のエントリーに引き続いてまた、オペラ・バスティーユに行ってきました。今度はCardillacというオペラで指揮者が大野和士という日本人だったのです。

今まで2回オペラへ行って、話の内容を理解できた事は実はなかったんだけど、今回のオペラは理解しやすいタイプのものでした。オペラは雰囲気と音楽を楽しむものだったのが、ストーリーも楽しんでいいんだ〜って感じでした。条件としては字幕が見やすいところに陣取る事が重要です。前回二回のオペラは休憩2回の3部だったのにたいして、今回は1部で終わってしまってちょっと、ちょっとあっけなかったかな。


http://www.operadeparis.fr/Saison-2007-2008/spectacle.asp?IdS=381

2008年1月29日〜2月16日のオペラ・バスティーユのポスター、Cardillacの2つの要約をご覧下さい。自身の作品への愛のために、ある金銀細工師が王様から逃れることまでする。パウル・ヒンデミット
のオペラはハラハラするスリラーの足取りのもとに、かの作曲家がCardillacに対して芸術への熟慮と鍛え抜かれた力量を加えるなど、様々なジャンルを共存させる。Angela Denokeが暗殺者の父と将校の恋人の間に引き裂かれる役柄を演じる。



パウル・ヒンデミットの楽譜

Wagnérienne(雑誌らしい)の理論では、音楽は劇作法を構成する事になっている。パウル・ヒンデミットは同時代のアルバン・ベルクと同様に、その独立を取り戻した。まったく、初めに、その劇作法は構想として利用した台本によって支えられれ、豊かで多岐にわたった組曲によって進展する。



Découvrez 2 extraits de Cardillac, à l'affiche de l'Opéra Bastille du 29 janvier au 16 février 2008. Par amour pour ses propres oeuvres, un orfèvre ira jusqu'à se soustraire à la loi des hommes. L'opéra de Paul Hindemith réconcilie les genres : sous les allures d'un thriller haletant, le compositeur ajoute à son Cardillac une profonde réflexion sur l'art et le pouvoir qu'il exerce... Angela Denoke incarne celle qui est déchirée entre son père assassin et son amant officier...



La partition de Paul Hindemith

Dans la théorie wagnérienne, la musique devait structurer la dramaturgie. Paul Hindemith - tout comme son contemporain Alban Berg - lui rend toute son indépendance. Si, initialement, elle prend bien appui sur le livret qu'elle utilise comme un canevas, elle se développe par la suite de façon ample et multiforme : lorsque la musique de Cardillac nous saisit, on ne sait jamais où elle nous emportera...


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2008年2月12日火曜日

オペラ・バスティーユ

2度目のオペラ鑑賞に行ってきました。オペラは二つあって、前回はオペラ・ガルニエだったので、今回はオペラ・バスティーユにしました。当日券5ユーロで14時30分から4時間30分ぐらい(休憩付き)。La Femme sans ombre (影のない女)という劇で公演最終日でした。開演2時間前から並んで、チケットが手に入ったのは、ピッタリうちらまででした。

ドイツ語(たぶん)のオペラの歌と字幕が見えない席のおかげで内容はほとんど理解できず。演出と音楽と歌が良い感じでした。前回も思ったけど、見る前にストーリーは知っておいた方がいいと思いました。下のサイトでストーリーと動画が見れます。個人的には、やっぱりオペラ・ガルニエの方がオペラの雰囲気が出ていて、オススメです。

http://www.operadeparis.fr/Accueil/Actualite.asp?id=442

http://www.operadeparis.fr/Saison-2007-2008/spectacle.asp?IdS=381



精神世界の王女は愛人を救うため、影を探す。Bob Wilsonの舞台設置は、シュトラウスの音楽をその色の空間で全てを浸す。2008年1月21日から2月10日までオペラ・バスティーユで公演。

精神世界の王女は人間の皇帝と結婚した。しかし、彼らは子供ができない上に、女帝には影がなかった。彼の父親(精神世界の王国の貴族)は、3日間で彼女が影を見つける事ができないかどうか見通していた。彼女は精神王国に復帰するために、地上での生活を諦めなければならず、皇帝は石に変えられるはずであった......

台本は、早熟な文学がよくアルチュール・ランボーと比較されるオーストリアの詩人、フーゴ・フォン・ホーフマンスタールのものである。物語の序盤では、モーツアルトの軽やかな組曲である「魔笛(La Flûte enchantée)」が当てられた。この組曲によって彼の台本は本質的な奥行きを与えられた。音楽的に、「影のない女」はシュトラウスの作品の中心的な位置を占めている。かの作曲家はワーグナーの音楽から大きな影響を受けた。(略)



La princesse du monde des esprits cherche une ombre pour sauver son amant. La mise en scène de Bob Wilson laisse la musique de Strauss inonder tout l'espace de ses couleurs. A l'affiche de l' Opéra Bastille du 21 janvier au 10 février 2008.

La princesse du monde des esprits a épousé un être humain en la personne de l'Empereur. Mais ils ne peuvent avoir d'enfant et - signe de stérilité - l'Impératrice n'a pas d'ombre. Son père, seigneur du royaume des esprits, la prévient que si elle ne trouve pas une ombre dans les trois prochains jours, elle devra renoncer à sa vie terrestre pour rejoindre le royaume des esprits et que l'Empereur sera changé en pierre...

On doit ce livret à Hugo von Hofmannsthal, grand poète autrichien qui fut souvent comparé à Arthur Rimbaud pour sa précocité littéraire. Avec ce conte initiatique, il avait d'abord voulu donner une suite légère à La Flûte enchantée de Mozart. Il creusa par la suite son livret pour lui donner sa profondeur essentielle. Musicalement, La Femme sans ombre occupe une place centrale dans l'oeuvre de Strauss. Le compositeur fut très influencé par la musique de Wagner, dont il avait dirigé les oeuvres en tant que chef d'orchestre.(略)


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2008年2月11日月曜日

太陽(soleil)席

いい天気だからかカフェが混んでました。夏とか天気のいい日は室内よりカフェの外の席がよく埋まるんですが、今日は2月上旬だというのに外の席が人気でした。日本だと日焼けを気にして、日の当たる席を避ける人が居ますが、こちらではもちろん太陽の当たる区画から埋まっていきます。食べ終わりそうな人が立つのを待って、日の当たる席をゲットしました。

ほっとひととき、アイスまで食べられるような気候でした。食べ終わった後は、寒くなりましたが。春が待ち遠しい。

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2008年2月10日日曜日

9ヶ月目

来週で渡仏9ヶ月か。もう3/4年経つことに。留学の予定で考えると9ヶ月/41ヶ月終わったという事で、4分の1弱。時の経つのは早い。

フランス語をしゃべるには3000単語ぐらいを覚えるのが目安だそうで、1日10単語でフランス語を覚えると9ヶ月で2700語。もうそろそろ、目安に到達するかも知れません。実際に単語帳に書き込まれた単語は現在
3811単語なんですが、そのうちどれぐらいを忘れているのか。

最近、


フランス語習得の目安について書いておきます。人によって習得に割り当てられる時間とかも違うと思うので、あくまで目安ですが、僕の場合は一日2時間程度、学習に当てていたと思います。


渡仏前: フランス語レベル0

0ヶ月-3ヶ月: 午前中はフランス語、午後は英語という自分ルールを作る。友人にもそう言う。

3ヶ月: 自分ルールはあやふやに。午後でもフランス語継続。

5ヶ月-6ヶ月: 殆どフランス語で会話する状態。

6ヶ月: ミーティングが英語からフランス語に置き換わる。

6ヶ月-7ヶ月: 星の王子様(Le petit prince)の読破

7ヶ月-8ヶ月: NHKラジオ(podcast配信)、フランス語ニュースにチャレンジ。難しい。。。

9ヶ月-10ヶ月:NHKラジオで言ってる事が分かって来る。毎日、フランス語でニュースをチェック。



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2008年2月7日木曜日

春节

今日のフランスの17時から中国では春节(chinese new year)という事で、研究所の中国人を中心にお祝いをしました。北方の出身者は春节に水餃子を食べるという事で、みんなで大量の水餃子を作って食べました。いま日本では餃子というと、いろいろと大変だと思いますが。。。ちなみに餃子はフランス語ではラビオリというらしいです。イタリア料理と同じ名前です。

日本で言うと紅白歌合戦みたいな番組が中国にもあって、インターネット上でリアルタイムで見れました。5年前に3年間やっていた中国語を駆使してちょっとだけ意味が分かったり、しゃべれたり。知ってる歌手も出演してました。そしてトリは女子十二楽坊だったり。

あと、レンヌでの実験をまとめた論文を3月にオーストリーの学会で発表できる事になりました。渡仏後一番最初に取りかかった課題だけに、形にできて正直うれしい。学会で会いそうな方がいらっしゃったら、ぜひよろしくお願いしますー。3日間全て参加する予定です。

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2008年2月6日水曜日

Sushi Yaki

学校の方に用事があってパリに行ったあと、学校の方の学生と昼食に行った時、ごく自然に日本食を食べる事になりました。レストラン名はSushi Yaki。寿司が焼いてあるのかと思いきや、寿司と焼き鳥が食べられる店でした。しかも平仮名は「すしゃき」。フランス語だけにリエゾン(連続したアルファベットの発音がくっ付く)したのか?名前からして想像はつきますが、やはり経営者は日本人ではなかったです。

みそ汁(スプーン付き)->刺身とキャベツの酢漬け->ご飯と焼き鳥。と別々に出てきます。味と内容にいろいろ言いたい事もありましたが、8.8ユーロ(1,400円)の安さはいいなぁと思いました。パリでは普通の定食の値段かちょっと安いぐらいです。日本言うと、唐揚げ定食の値段でフレンチのスープ、前菜、メインが食べられるような感じでしょうか。ちょっとお得。

パリはエセ日本食が増えすぎて、止めてほしい人も多いと聞きます。逆に日本に詳しいフランス人は日本にあるフランス料理は水準が高いけど、どのレストランも高級で手軽に行けないと言ってました。どっちがいいかは感じ方次第かも知れませんが。僕はたとえエセ日本食でも、学生の昼食の対象になるぐらいの方がいいかなと思います。日本に興味を持ってもらって、いつか本場で食べたときに違いに気づいてもらえればいいかなと。

料理の写真を撮ってたら、このブログの話になって、日本語は読めないけどいつも食べ物が載ってるって言われてしまいました。そんなに食べ物に執着があるの?って。。巻き寿司2個と、焼き鳥1本の半分を撮る前に食べてしまいました。

Sushi Yaki
Adresse: 50 rue monsieur le Prince, 75006 Paris (Voir plan)
Téléphone : 01 46 33 01 89
Métro : LUXEMBOURG

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2008年2月5日火曜日

Musée des arts et métiers

国立の美術館・博物館が無料になる第一日曜日にパリ工芸博物館(Musée des arts et métiers)に行ってきました。Arts=芸術とMétiers=工芸、技巧の博物館です。

絵画とかは無くて、昔の機械が分野別、年代別に展示されている博物館で、機械が好きな人にオススメだと思います。写真は昔の新聞印刷機と、レコード再生機。レコード再生機はステレオにするためなのか、左右に2枚のレコードを同時に再生するみたいです。


追記:Artsには技術という意味もあって、この場合のArtsは技術と訳した方がいいようです。mokoさんコメントありがとうございました!


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2008年2月4日月曜日

久しぶりの晴天

しばらく天気の悪い日が続いた後、週末に晴天になりました。靴が壊れ気味なので新しいのを買う予定でしたが、あまりにもいい天気なので、買い物は後回しにして散歩してました。

写真1、2は新しい橋という意味の、パリで一番古い橋、Pont Neuf(ポンヌフ)で撮ったものです。最後の写真は、パリのシテ島とサン・ルイ島を結ぶ橋でやってる大道芸人。この場所に3回行って、この人を見るのは3回目なので、少なくても週末はいつもやってるんだと思います(写真右下、半袖のおじさん)。渡仏後3日後の日記にも。

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