2006年8月20日日曜日

レバノンって

去年のインターンシップのときの友達が遊びに来てくれた。レバノン人の彼は去年は同じようにインターンシップだったけど、今年は博士課程で来ているそう。思い切ってレバノン空爆について聞いてみました。

34日間にわたるイスラエル軍の空爆の期間のうち18日間をレバノンで過ごしていた彼の話は涙なしには聞けません。戦車や武装船はレバノンの兵器で抵抗できるけど、飛行機は抵抗する手段が無いらしい。空爆には無抵抗のレバノンに対して、橋や道路といった移動手段を奪ってから、民間人の建物までを攻撃する手口は、悲惨を極めています。

空爆で多くのレバノンの民間人が殺されている中で唯一、空爆に抵抗できる可能性を持つものが、自爆テロ。つまり、「レバノンの子供たちを殺すなら、報復としてイスラエルの子供を殺す」という脅しだけが抵抗の手段。空爆に抵抗できないレバノンに対して多くの虐殺を繰り返すイスラエルに対して、レバノンの対イスラエル抵抗組織のヒズボラだけが、テロリスト集団として報道されている現状は、どれほどつらいだろうか。

今日は、昼食と夕食にレバノン料理を振舞ってもらいました。彼らの去年と変わらぬもてなしに少し救われた気がしました。ごちそうさま。

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4 件のコメント:

keiko さんのコメント...

レバノン人の彼からの生の情報に聞ける話はそうはないでしょう。経験を大事にしてください。

しんぺー さんのコメント...

やはり現地の人の意見を聞くと報道と実際が違うって感じだね。こういういろんな国の思惑がからむようなとこだと報道が規制されたりとかするのかな?

あし☆p さんのコメント...

先日はお世話になりました。
現地の人の話が直接聞けるなんてそうないことだから、とても貴重な体験だと思います。

マナブ さんのコメント...

日本だとイスラエル(アメリカ)よりの報道が多いので、そう思って受け取ったほうがいいと思います。現地での惨状を聞くと、イスラエルを支援するアメリカは恥ずかしくないのか疑問に思います。なんらアクションを起こさない日本も同じかもしれませんが。